April 8, 2023 3年半ぶりの花蔵院!VHSビデオ上映にも挑戦!

2018年11月以来、実に3年半ぶりに花蔵院で上映会を開催しました。

コロナ禍をはさんで、オンライン、野外、出入り自由の上映会と、様々な形を模索しながら経験することができました。そのおかげで、久しぶりの対面上映会でも緊張なく楽しく開催することができました。

4月8日の天気は小雨でしたが、直射日光が禁物のフィルム上映会にとっては絶好の日和です。
来場者数は25名(スタッフ除く)。うち5名の方々から8mmフィルム・VHSテープをお借りして上映しました。


大スクリーンで見ると、個人の思い出が、映画作品のように輝き出します。可愛らしい七五三のお着物、銀座の都電、旧甲州街道などが映し出されると、会場から歓声が上がりました。またまだお座りができない赤ちゃんが転がる様子を、観客のみなさんと一緒に笑い合う瞬間は、上映会をやってよかったなあと心から思います。
また上映途中で、持ち主同士がかつて近所に住んでいたことが判明しました。不思議な縁がつながるのもホームムービーの醍醐味です。




今年は初のVHSビデオ上映に挑戦。地域の映像資料は8mmフィルムというフォーマットに限りません。8mmフィルムの後に登場した、VHS、8mmビデオ、MiniDV、デジタルファイルなど、目まぐるしい変遷のなかで、まちの営みが記録されています。これらのフォーマットはフィルムより劣化速度が早いと言われています。そのなかで、「地域の大事な記憶が失われてしまう」という危機感を、ご来場いただいたみなさまとともに共有する時間となりました。



2023年度からコロナ明けでたくさんの上映会の機会をいただきました。年に一度の上映会を目指した続けてきましたが、こんなにたくさんの上映会を開催したのは初めてです。今後は運営体制を整えながら、来年のホームムービーの日上映会に備えたいと思います。
ご来場くださったみなさま、カンパを寄せてくださったみなさま、フィルムをお貸しくださったみなさま、花蔵院のご住職、そして何よりボランティアで一緒に上映会を作ってくれるスタッフのみなさん、簡単ではありますが、この場を借りて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

[開催概要]
令和に受け継ぐ昭和の懐かしい風景---。
家庭に眠る8mmフィルムをお借りして、映写機をカタカタと鳴らしながら、昭和の懐かしい風景を上映します。会場は150年前の天井が残るお寺「花蔵院」。
今回は8mmフィルムのほかにVHSテープの上映にも挑戦!地蔵菩薩像に見守られながら、昭和の府中へタイムトラベルしませんか?
日時
2023年4月8日(土曜日)
15:30開場 16:00上映開始 17:30ごろ終了
*途中10分ほど休憩あり
*無料上映
*予約の必要はありません。
場所
真言宗豊山派 太家山 花藏院
(府中市宮西町5-20-1)
*京王線府中駅徒歩10分
*JR武蔵野線府中本町駅 徒歩8分
入場に際してはマスクの着用、咳エチケットの ご配慮をお願いいたします。入り口に手指消毒 液を設置いたします。
上映予定
昭和52年 七五三(約3分)
昭和52年 百草園(約4分)
昭和54年 高尾山(約4分)
平成6年 大学サークル「広告研究会」による作品 国立の一橋大学や大学通りなど(VHSテープ)
ほか
*上映内容は予告なく変更することがあります。
お問い合わせ
馬渕(ホームムービーの日 in 東京府中) fuchujoei@gmail.com
050-6882-7382
主催
ホームムービーの日 in 東京府中
(NPO法人アーティスト・コレクティヴ・フチュウ)

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