初のワークショップ!画(え)が動くおもちゃをつくろう!ワークショップ
むさし府中アルキヴィオ初のワークショップの開催!
そもそもはフィルム上映会にもっと若い人を呼びたい!
ホームムービーの面白さを若い世代にも伝えたい!
という動機から始まりました。
しかし昭和の時代を知らない世代にとっては、
自分の日常と地続きではない映像を見てもつまらないものです。
フィルムというメディアを新鮮に捉えられる世代だからこそ、
まずはフィルムを知ってもらうことから始めよう。
急がば回れ。
それならフィルムの原理を楽しく学べるおもちゃゾートロープを一緒に作ってみよう。
そうして始まった企画です。
まずは市販のゾートロープ装置キットを組み立てる。
そして絵を書いて動かしてみる。
その後、写真でコマ撮りをして、映画フィルムが写真の連続であることを知ってもらう。
写真のコマ撮りは、
スマホで撮影→送信→印刷→紙を切る
という手間があったのと、
なるべく大きな動きでないと動きが見えづらいことがあり、少し苦労しました。
しかしその苦労も、フィルムの原理を知る上では必要だったとも感じました。
小学生から大人までが一緒に制作。
子どもたちは「コマ」という概念が理解しづらく、
自由に絵を書いていきます。
しかし動かした時に、色が混ざってとても面白いものになりました。
そんな子どもたちの自由な発想に、大人たちが関心する様子も、
年齢制限のないワークショップにした意義だと思いました。
その後は、8mmフィルム映写機を触る体験。
スイッチをONOFFすることで、音や動きを体感できます。
そしてフィルムの間欠運動の話、フィルムサイズの話など、参加者に合わせて話をしていきます。
フィルム映写機は目で見て仕組みがわかるので、
小学一年生でもその原理を理解することができるということが
わかり、大きな収穫となりました。
最後には16mm映写機でフィルム映画を鑑賞。
ガラガラという音と美しいフィルム映像を、
大人も子どももじっと見つめます。
最後に、お父さんお母さんが使っているスマホの映像ができるまでには、
昔のひとたちが長い時間をかけて作ったフィルムという技術があったこと
タッチで始まる映像は、
突然生まれたものではないことを強調して終わりました。
その話を真剣な眼差しで聞いていた中学生の表情が忘れられません。
ワークショップを手伝ってくれたチームメンバーのみなさん、
誰かの家に遊びに来たような感覚になる場所を提供してくださった
あそびのアトリエ「ズッコロッカ」さんには
この場を借りて感謝いたします。
ありがとうございました!
参加者が作ったソートロープ作品はInstagramやFacebookからご覧ください。
https://www.instagram.com/hmd_fuchu/
https://www.facebook.com/HMDFuchu/
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THE ART FUCHU 2024 -暮らしと表現の芸術祭- 参加企画
「画がうごくおもちゃをつくろう!ワークショップ」
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要予約制
*親子やグループで一緒に1キットを制作も大歓迎です。
*お支払いは当日現金のみとなります。ご了承ください。
(京王線多磨霊園駅から徒歩2分)
https://forms.gle/rSpsi19TtSbWcQQv9
*令和 6 年度府中市市民活動応援助成金「エール」採択事業
THE(ジ)は地、地域、地元を意味し、むさし府中を舞台に、 市民が運営する様々なアートに関連する催しを市内各地で同 時開催するアートフェスティバルです。
地元のアーティストたちに、市民に親しみのある地元の店舗や企業、場所で自身のアートを披露してもらう。そしてたくさんの地元市民にアートを身近な存在として捉えてもらう。
そして近い将来、府中が「アートで面白い街」になる!
これがTHE ART FUCHUの目標です
期 間: 2024 年 11 月 29 日(金)~12 月 8 日(日)
募集企画数: 50 企画程度